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釣りと教育

釣りを通して主体的に学ぼう!

チェックすべき項目

■主体性教育とはなに?
■釣りはお子様の主体的な学びにつながる!
■お子様との関わり方についての提案

1)「主体性教育」ってなに?

現在、皆様も強く感じているかと思いますが、科学技術の発展、グローバル化に伴い、先行きがわからない時代が続いております。
そんな状況の中で、「こどもたちをどう育てれば良いのか」と苦労されている親御様も多いと思います。

現在の教育の主流となっているのは、知識を伝え、詰め込んでいくような「知識伝達型教育」ではなく、こどもたちが課題に対して自ら考え、行動し、解決をしていく「主体性教育」です。

「主体性」とは「自分なりに考え、自らの意思で行動に移し、自ら結果に責任を持つ姿勢や能力」
とも定義されており、これらの能力を育てるような教育を行なっている学校もあります。

ここでピンと来た皆さんは勘が鋭い!

実はこれって釣りを通して学べるんじゃないか。
今回は釣り場スタッフの視点からこの「主体性教育」について、教育の素人ながらまとめてみたいと思います。

※あくまで筆者は教育分野の素人であり、現在勉強中の身です。自分の考えを整理する目的にて記載しております。めちゃくちゃ間違っている可能性もあるので、ぜひご指摘いただければと思います。

2)釣りはお子様の主体的な学びにつながる!

ルアーフィッシングには正解がありません。この世に無数に存在するルアーの中から、魚たちが食べたいであろうものを選び、魚たちが食べたいと思うようにルアーを動かす必要があります。

つまり、「魚を釣る」という目的に対して手段は無数にあり、自分で最も釣れるであろう「仮説」を立てて魚の釣り方を決めていかなければ、たくさんの魚を釣ることはできないのです。

この一連の流れを前の項で触れた主体性と掛け合わせると、
・自分なりに考え(こうすれば釣れるという仮説を立てられる)
・自らの意思で行動に移し(自分で選んだルアーをキャストする・自分のやりたい方法でルアーを動かす)
・自ら結果に責任を持つ(釣れる・釣れないの責任は自分にある)という結論が見出せると思います。

このプロセスを1日通して釣りをすると何百回と繰り返すわけですから、それはそれはお子様の主体性がグングン伸びるんじゃないかとキングフィッシャーは仮説立てております。

しかしながら、ただ釣りをするだけでは、「釣れたから楽しかった」「釣れなかったからもう釣りしたくない」という思い出にしかならず、お子様の主体性は伸びていきません。(もちろん思い出作りも大切ですが!)

この点については、私たちキングフィッシャースタッフはもちろんのこと、親御様の甚大な協力も必要になっていきます。
次の項では、親子で釣りにどう関わっていくべきなのか、キングフィッシャーの仮説をご紹介したいと思います。

3)釣りにおけるお子様との関わり方

釣り上手な親御様にありがちなのですが、「押しつけ」が多い時があります。
「このルアーを使って」「こういうふうに釣って」と熱心にご指導されることも多いと思いますが、実はお子様の興味を最も失う行動です。

これはキングフィッシャースタッフも大いに反省すべき点なのですが、どうしても「お子様に釣ってほしい」という想いが強すぎて、熱血に熱血を重ねるようなレクチャーをしてしまう時があります。その結果、たくさん釣れても釣りの本当の面白さを伝え切ることができていませんでした。

キングフィッシャースタッフの備忘録としても、参考になる接し方がありましたので、ここで紹介させていただきます。

①見守る
いつでも足場かけができるようにこどもを見守る

②足場かけ
状況を確認して、こどもの思いや意思の確認をする。
例:「釣れてる?」「魚の反応ありそう?」「いまどんなルアーを使ってる?」「このルアーをどういう風に動かしたい?」など

③省察促し
「どうして釣れないのかな?」「どんなルアーを使ったらいいかな?」「魚の状態はどうなってるんだろうね?」などと言葉をかけて考えるように仕向ける。

④誘導
「他のルアーを使った方がいいかも」「もっとこうやって動かしたらうまくいくかもね」などヒントを出す。

⑤教導
答えを教えたり、解説や説明をしたりする。

よくやりがちなのは、①〜④をすっ飛ばして⑤を行なってしまうことです。
とはいえ、時間がない中で①〜⑤までのプロセスを順に踏んでいくのは難しいと思いますが、
「釣れた!」じゃなくて「釣った!」とこどもが胸をはって言えるように釣りを教えていくことにもぜひチャレンジしていただきたいです!
この点については、キングフィッシャースタッフも努力していきます!

4)キング流!おすすめの学び方

今まで多くのお子様をレクチャーした経験から、ぜひともおすすめしたい親子での釣りをご紹介いたします。

①おさがりでも、少しだけでもいいからお子様に「マイ・ルアーケース」を持たせる
ルアーは親子で共有せずに、お子様にルアーケースを持たせましょう。「このルアーは僕の・私のものだ」という意識が芽生えるとルアーに愛着が湧き、物を大切にする気持ちも芽生えます。

②なるべく多くの選択肢を持たせる
初心者の方にありがちなのが、ルアー1つだけで釣りを楽しむことです。もちろんお助けルアーを使えば1つだけでも釣りを楽しむことができますが、
自分ならでは仮説を立てるためには選択肢も非常に大切です。
キングフィッシャーではお助けルアー3種をパッケージ化し、若干安く売ってもいるので、もしよくわからないという場合はこの3種パックのご購入をおすすめいたします。

③大会に出てみる
語弊がある言い方かもしれませんが、キングフィッシャーはなんとかしてこどもたちの心を折ろうとしています笑
「なんてひどい釣り場だ!」と思うかもしれませんが、何事においても挫折の経験は大切であると思います。

ITの世界で言われることですが、
「完全に理解した」:初心者
「何もわからない」:中級者
「チョットデキル」:上級者というレベルがあるそうです。

多くの釣り人を見ていくと、挫折があったからこそグングン成長した方も多く、今や釣り業界のトップを走る存在になった方も多くいます。
「釣りのことならなんでもおまかせ!」と息巻くこどもたちも、大会で全く勝てないという現実の目の当たりにするとものすごく落ち込みますが、その後の伸びが半端ないです。人生経験上、挫折は早い方がいいです。大人になると心が折れても助けてくれる人は少ないですが、こどものうちなら支えてくれる人がたくさんいます。(もちろんキングスタッフも全力で支えます!)

とはいえ、初めから大人たちに混じって大会に出場するのには大きな勇気がいると思います。
キングフィッシャーでは「ジュニア大会」も年1回行なっておりますので、ぜひ出場も検討してみてください。

4)まとめ

偉そうに書いてきましたが、キングスタッフも教育については素人で、現在模索中です。
キングフィッシャーは「こどもまんなか釣り場」を目指しており、未来を担うこどもたちがすくすく育っていく釣り場の実現に向けて努力しております。
このブログを読んでいただいた方で「こんな方法があるよ!」といったお子様との接し方のコツや、教育関係の方、ぜひキングフィッシャーにアドバイスいただければ幸いです。ぜひ一緒に「こどもまんなか釣り場」を作り上げていきましょう!

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