釣り道具を買う前に・・・「インストラクターが教える!釣り具の選び方:バス編
こんにちは、キングフィッシャースタッフの手塚です。
このブログでは「釣りをやってみたい!」「釣りが上手くなりたい!」と思っている方を応援するために、
キングフィッシャーにかかわる方へのインタビューを通して、
キングフィッシャーで釣るための「コツ」をお伝えしていきます!
※手塚:今年度よりキングフィッシャーのスタッフとして勤務。
釣りの経験はあるものの、釣りにのめりこんだのはつい最近のこと。
※室井さん:キングフィッシャーインストラクター。
バス釣り歴40年以上の大ベテラン。
出勤日:月・火・金(13時から)、土・日(9時から)
※都合により休みや時間の変更がある場合もございます。。
1)バス釣りの道具を買ってみよう!
手塚:ブログ特集を始めてから、多くのお客様にご来場いただき、
ブログ見たよー!と声をかけていただきました!
そんななかで、良く問い合わせいただくのは「バス釣り」ってまず何を買えばいいの?
と言う質問ですね!今回は室井さんにご協力いただいて、
バス釣り用具の選び方を聞いていこうと思います!
室井:バス釣りは道具をそろえていくのも1つの楽しみでもあるね。ルアーの種類がとても多い分、
それに合ったロッドやリールを用意しなければならなくなるんだよね。
今日はしっかり道具の選び方をレクチャーしていくね~。
手塚:室井さんよろしくお願いします!
2)道具選びの基本はロッドにあり!
室井:バス釣りの場合は、ロッドがすべての基本になるよ~。
まずはロッドの硬さなんだけど、初めての人には「L(ライト)」をおすすめするかな。
小さなルアーやワームでも投げられるように、初めから硬い竿は使わない方がいいね。
かといって柔らかすぎてもしっかりフッキングできなかったりして、
バスをうまく釣ることができないから、まずは釣具屋さんで「L」と記載のあるロッドを買うことが
おすすめだね~。
手塚:なるほど!トラウトと同じように、ロッドの表記を見ながら選ぶ必要があるんですね!
あれ?トラウト用のロッドよりも多くの表記がありますね!
これはどういう意味なんでしょう・・・?
※トラウト用よりも多くの表記があります(メーカーにより異なります)
室井:この表記には竿の性能が書いてあって、この竿で使えるルアーの重さや
ラインの太さまで書いてあるんだ。下の図で解説するね~!
※竿の硬さはメーカーにより若干異なるので、釣具屋さんで実際に触れてみてください。
手塚:なるほど!トラウトよりも丁寧に書いてあるんですね!
室井:バスは大小さまざまなルアーが数多くあるから、こうして表記している竿が多いんだ。
重すぎるルアーや軽すぎるルアーは竿を痛めてしまったり、思った場所に
キャストすることができなかったりするから、この表記を良く見て
それに合ったルアーを使うことがポイントだね。
3)リールを選んでみよう!
手塚:バスには2種類のリールがありますが、初めての方はどちらを使った方がいいですか?
室井:バスには「スピニングリール」と「ベイトリール」と言うものがあって、
それぞれ特徴が異なるものなんだけど、
初めての人には「スピニングリール」をおすすめするね。
ベイトリールは投げるのが大変で、練習をしなければいけないから、
すぐに釣ってみたいという人にはオススメできないけど、バス釣りが面白いと思って、
今後も続けていこうと思った時には、ベイトリールを使うことも考えた方がいいね~。
もちろん、ロッドもそれぞれ「スピニング用」と「ベイト用」があるから間違えないようにね。
※ベイトリールで思うように投げるにはかなりの練習が必要です!
手塚:なるほど!僕自身もベイトリールを使ったことがありますが、
やはり練習しないと思ったところに投げることができないので、初めてバス釣りにチャレンジする場合は
スピニングリールを使った方がいいですね。
トラウトの場合は1000番もしくは2000番の大きさのリールを使うようですが、
ブラックバスの場合大きさの違いはありますか?
室井:バスの場合は2000番か2500番のリールがおすすめだね。
ニジマスよりも重い魚だからリールにパワーが無いと釣りにくくなっちゃうからね。
リールはなるべく「シマノ」とか「ダイワ」など大手釣り具メーカーの物を買うようにしてね~。
値段が安すぎるものを買ってしまうと長持ちしなかったり、
ライントラブルが起きやすくなっちゃうからね。
4)ラインの選び方!
手塚:バス釣りの場合、ラインはどんなものがいいでしょうか。
室井:これから始めるという場合はラインは「ナイロン」の5ポンドをおすすめするかな。
これももちろんロッドの表記に合っているかどうかを確かめる必要があるね。
ラインの色は見やすい蛍光色を選ぶといいかもね~。ラインで魚がかかったかどうか判断するから、
最初は見えやすいラインを使った方がいいと思うよ~。
手塚:これもロッドの表記に合わせて選ぶんですね!
また、トラウトよりも色や素材などをあまり気にしなくても良い点が
まだ道具選びがしやすくていいですね!
5)ワームの選び方!
手塚:初めての方にはワームをおすすめしているんですが、
サイズや色などなにかおすすめできるものはありますか?
室井:まず、サイズは3インチ以上というキングフィッシャーのルールがあるから、それを守ることが
第一なんだけど、あまりにも大きすぎるワームだと、ロッドで投げられない重さになってしまうから、
まずは「3インチ」ちょうどくらいの大きさのワームをおすすめするね。
手塚:キングではゲーリーヤマモトの「3インチヤマセンコー」や、
ジャッカルの「ヤミィフィッシュ」「フリックシェイク3.8」をおすすめしていますね。
値段も手軽ですし、なによりも良く釣れるとの声も多く聞いています。
※キングフィッシャー事務所内でも釣れ筋ワームを販売しております!
手塚:ワームの色はどんなものがいいんですか?
室井:ワームの色は細かく気にする必要はないけど、もし迷ったら「自然に近い色」をおすすめするかな。
緑とか黒とか茶色とか、自然界に存在する地味な色を選んでおけばまず間違いないと思うよ~。
6)フックの選び方
手塚:お客様からよく聞かれるのは、ワームを付ける「フック」の大きさですね。釣具屋さんに行って、
あまりの種類の多さに買うのを迷ってしまう方が多いみたいです。
室井:フックはワームの付け方によって区別があるんだけど、
今回は「マス針」と「オフセットフック」の2種類を紹介していくね~。
まずはそれぞれの形を見ていこう。
※形も大きさも違う2種類の針。この他にも様々な形の針がありますが、まずはこの2つを使い分けよう!
手塚:この2つは大きさも針の形もかなり違いますね。それぞれどんな特徴があるんですか?
室井:まず「マス針」はいわゆる「ちょん掛け」をする針だね。
ワームに刺す位置によってワームの動き方が変わるんだ。下の写真で説明するね。
※代表的なワームの付け方。重りをつける位置などで様々な動きをします。
室井:「マス針」は4番のフックを買うとちょうどいいかな~。
ワームの太さによるんだけど、例えばキングでオススメしている「フリックシェイク3.8」には
この大きさが一番いいかと思うよ。
ワームに付けるときは上の写真の「ワッキー掛け」をおすすめするよ。
手塚:なるほど!このワームとフックでストラクチャーの横や岸際3mのあたりを動かせば、
バスが寄ってきそうですね!もう一つのオフセットフックはどんなものですか?
室井:これは「ヤマセンコー」や「ヤミィフィッシュ」など少し太めのワームを付けるフックだね。
針先をワームで隠せるのが特徴のフックで、草の中に投げてしまっても引っかかりにくいのが特徴なんだ。
針のサイズもたくさんあるんだけど、この2種類のワームを使うときは「1番」のフックがおすすめかな。
※根掛かりしにくいため、太めのワームの場合はこちらがおすすめ!
手塚:なるほど!障害物のある部分を狙うバス釣りならではのフックなんですね!
室井:他のワームを使うときは、釣具屋さんの店員さんに聞くか、ワームと針を合わせて見てみるのが良いと
思うんだけど、だいたい太さが5mm~12mm位のワームなら「1番」のフックで大丈夫だと思うよ。
5mm以下のワームの場合は「マス針」、12mm以上のワームを使う場合はフックを大きいものに
買えるんだけど、ロッドの表記に合ったワームを選ぶようにしないと、
うまくフッキングができなくてバスを逃がしてしまったり、竿にダメージが出てしまうから気を付けてね。
※50円玉の穴の大きさが約5mm。釣具屋さんではこの穴の大きさを基準に購入しましょう。
手塚:なるほど!しっかりした釣果をあげるためには、道具選びが重要となるんですね!
室井さん、ありがとうございました!
7)まとめ
バス釣り用の道具を買う際は、まずはロッドに注目するということが一番大切であると感じました。
種類が豊富なバス用品だからこそ、しっかりとした道具を選ぶことが釣果を伸ばすコツでもあります。
自分の釣り具、「マイタックル」でバスを釣ることができれば、いつもの釣りがより楽しいものになります。
キングフィッシャーでは釣り場のスタッフがお客様の道具選びのアドバイスもしております。
また、エリア事務所においても、ご紹介したワームの販売も行っております。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。