

「魚はたくさん見えるのに、なぜか釣れない」
「さっきまで釣れていたのに、急に反応がなくなった」
エリアトラウトでは、そんなことがよくあります。
そんなときに覚えてほしいのが、「ルアーローテーション」です。
ルアーローテーションというと、
「いろいろなルアーに交換すること」
と思われがちですが、大切なのはただ交換することではありません。
魚の反応を見ながら、少しずつ条件を変えて「今の正解」を探していくこと。
初心者の方は、まずこの4つの順番を覚えてみてください。
キングフィッシャーでも、一日中同じ釣り方で釣れ続くとは限りません。
魚の反応を見ながら、そのときの「正解」を探してみましょう。
ルアーローテーションとは、魚の反応に合わせてルアーを変えていくことです。
魚の状態は、ずっと同じではありません。
朝と昼。
晴れと曇り。
放流直後と、その数時間後。
同じ池の中でも、そのときによって魚がいる場所や反応するルアーは変わります。
でも、勘違いしてほしくないのは、ルアーを変える前にやるべきことがあるということ。
大富豪であればたくさんのルアーを持ち、こまめにルアーを変えていくこともできるでしょうが、なかなかそうはいかない。
1つのルアーで違う見せ方をすることも大切なのです。
だから大切なのが、
「釣れないからダメ」ではなく、「何を変えたら反応するだろう?」
と考えることです。
これが、ルアーフィッシングの面白さのひとつです。
最初に意識したいのが、ルアーを泳がせる深さです。
魚は、いつも同じ深さにいるわけではありません。
水面近くにいることもあれば、中層、底付近にいることもあります。
例えば魚が底付近にいるのに、水面近くばかりルアーを泳がせていたら、なかなか反応してもらえません。
つまり最初に探したいのは、
「魚がどの深さにいるのか?」
ということです。
よく例えるのは、高層マンション。魚たちはいろんな階に住んでいますが、日によって人気の階・不人気の階があります。
水面近く。
少し下。
中層。
底付近。
ルアーを通す場所を少しずつ変えて、魚が反応する深さを探してみましょう。
魚が追いかけてきたり、アタリが出たりしたら、その深さに魚がいる可能性があります。
まずは「魚とルアーが出会う場所を探す」。
ここがスタートです。
魚がいそうな深さがわかってきたら、次は巻く速さを変えてみましょう。
同じ深さを泳いでいても、
速く動くルアーには反応する。
ゆっくり動くルアーには反応する。
その日の魚の状態によって、反応するスピードが違います。
まずは一定の速さで巻いてみましょう。
反応がなければ、
少し速く。
それでもダメなら、
少しゆっくり。
ここでも重要なのは、一気に大きく変えすぎないことです。
魚がルアーを追いかけてくるけれど途中でやめてしまうなら、巻く速さを少し変えるだけで食べてくれることもあります。
「どの深さで、どの速さなら反応するのか」
ルアーを変える前に、この組み合わせを探していきます。
泳ぐ深さを探した。
巻く速さも変えてみた。
それでも魚が食べてくれない。
そこで試したいのが、ルアーの色です。
同じルアーでも、色を変えただけで魚の反応が変わることがあります。
目立つ色。
自然な色。
明るい色。
暗い色。
その日の水の状態や天候、魚の活性などによって反応は変わります。
ただし、最初から色ばかりを交換していると、
「深さが違うのか、速さが違うのか、色が違うのか」
わからなくなってしまいます。
だから初心者の方は、
深さ → 速さ → 色
この順番で考えてみるのがおすすめです。
ちなみに、カラーについては別の記事で触れようと思いますが、簡単にお話しすると
魚が元気な時=キラキラ・派手
魚が元気なさそうな時=地味
この法則があります。放流直後が1番元気、時間が経つにつれて徐々に元気を失っていくので、基本は派手な色から地味な色へ変えていくと良いです。
ルアーローテーションで大切なのは、一度に全部変えないことです。
例えば釣れないからといって、
ルアーを変える。
色も変える。
巻く速さも変える。
投げる場所も変える。
これを全部同時にやってしまうと、釣れたとしても「何が良かったのか」がわかりません。
まず深さを変える。
反応があったら、その深さを覚えておく。
次に速さを変える。
さらに色を変える。
ひとつ変えて、魚の反応を見る。
これを繰り返すことで、
「今日はこのくらいの深さが良さそう」
「ゆっくり巻いた方が追ってくる」
と、自分なりに魚の状態がわかるようになってきます。
深さ、速さ、色を変えても反応がない。
そんなときは、ルアーの種類そのものを変えてみましょう。
例えば、
スプーン →スプーン(軽いもの)→ クランク
と変えれば、ルアーの形や動き、魚へのアピールの仕方が大きく変わります。
そして新しいルアーに交換したら、また同じように考えます。
深さを探す。
↓
速さを探す。
↓
色を合わせる。
これを繰り返していくのが、ルアーローテーションの基本です。
ローテーションは答えに辿り着くまでの消去法です。
魚の「なんか違うんだよなぁ」をいかに減らせるか、それを詰将棋のように探っていくことがルアーフィッシングの基本です。
ルアーフィッシングで見てほしいのは、釣果だけではありません。
例えば、
魚がルアーを追ってきた。
これは大きなヒントです。
魚が追ってくるということは、そのルアーや泳がせ方に何かしら興味を持っている可能性があります。
ほかにも、
こうした反応もすべてヒントです。
「釣れなかったから全部ダメだった」
ではありません。
魚がどんな反応をしたのかを見る。
これができるようになると、ルアーフィッシングは一気に面白くなります。
もちろん、釣れることが正解です。アタリがあるのは「正解に近いよ!」と魚が教えてくれている証。アタリが増えたらより正解に近い!こんな感じで魚と会話しながら釣りをしましょう。
キングフィッシャーには、複数のトラウトポンドがあります。
同じ日でも、池によって魚の状態や反応が違うことがあります。
さらに、同じ池の中でも魚が集まりやすい場所が変わることがあります。
そのため、
深さ → 速さ → 色→ルアー
何を試しても反応がなければ、場所を変えてみるのもひとつの方法です。
違う釣り座へ移動してみる。
違う池へ移動してみる。
ルアーだけではなく、「どこで釣るか」もローテーションのひとつと考えてみてください。
キングフィッシャーでは、放流によって魚の反応が大きく変わることがあります。
放流直後は活発にルアーを追いかけていた魚も、時間が経つにつれて反応が変化していきます。
さっきまで釣れていたルアーが、急に釣れなくなる。
そんなときこそ、
「魚の状態が変わったのかもしれない」
と考えてみましょう。
泳ぐ深さは変わっていないか。
反応するスピードは変わっていないか。
色を変えたらどうなるか。
釣れなくなったら、また魚を探し直します。
一日の中で変化していく魚を追いかける。
これもエリアトラウトの面白さです。
エリアトラウトには、
「このルアーを投げれば絶対に釣れる」
という正解はありません。
昨日釣れたルアーが、今日は釣れない。
朝釣れた方法が、昼には通用しない。
だからこそ、
考える。
試してみる。
魚の反応を見る。
また考える。
という楽しさがあります。
初心者の方は、難しく考えなくて大丈夫です。
まず覚えてほしいのは、
① 深さを変える
② 速さを変える
③ 色を変える
④ 最後にルアーを変える
この4つの順番だけ。
そして、ひとつずつ試してみてください。
何となく投げていて釣れた一匹も、もちろんうれしい。
でも、
「この深さに魚がいそう」
「この速さなら追ってくる」
「じゃあ、この色ならどうだろう?」
そうやって考えた先で魚が食いついた瞬間は、もっと面白い。
「釣れた」が、「釣った」に変わる。
その瞬間、きっとルアーフィッシングにもっと夢中になっているはずです。