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エリアトラウト概論-初心者編-

チェックすべき項目

■エリアトラウトとは、①管理釣り場で ②ルアーを使って釣る ③ニジマス釣りのこと。
■目の前にはニジマスがいることが前提。どのようにして釣るかというところが最も面白い。
■どうしても釣りたいという時は「放流」の時間がベスト!
■初心者のうちは道具がかなり重要。まずは買わずにレンタルで済ませる方が良い。
■もはやスポーツ!経験と努力で釣りがどんどん上手くなります!

1)エリアトラウトってなに?

日本生まれのエリアトラウトは今や世界へ!

「エリアトラウトってそもそもなに??」という方も多いと思います。エリア=管理釣り場、トラウト=ニジマス類を表し、管理釣り場でニジマスを釣る釣りのジャンルのことを「エリアトラウト」と呼びます。

次の疑問は「管理釣り場ってなに??」だと思います。魚を釣る場所で真っ先に思い浮かぶのは「釣り堀」ですが、「釣り堀」は主にエサを使って竹の1本竿で釣る場所、「管理釣り場」は「ルアー」を使って魚を釣る場所という明確な違いがあります。※ルアーについては3)の章で触れます。

つまり、エリアトラウトとは①管理釣り場で ②ルアーを使って釣る ③ニジマス釣りのことを指します。

日本はエリアトラウト大国で、国内に約150ヶ所の管理釣り場があり、世界中から憧れの目を向けられています。エリアトラウトは「おじさん臭い」と呼ばれるイメージの釣りではなく、世界で愛されるスポーツとなっているのです。

2)エリアトラウトって何が楽しいの?

国内でも2万人以上がハマっている釣りというデータも!

他のジャンルの釣りの多くが、魚がいる場所を見つけることを真っ先に行う中で、エリアトラウトは、目の前に多くの魚がいることが前提で釣りを進めます。「こんなん確実に釣れるじゃん。何が面白いの?」と思ったアナタ、多分めっちゃハマるタイプだと思います。

エリアトラウトの難しいポイントの1つは、「目の前の魚は嫌というほどルアーを見ている」というところです。

ルアーの怖さを知ってしまった魚はそう簡単には釣らせてくれません。そこをどうにかこうにかして釣るというところにエリアトラウトの面白さがあるのです。
ルアーを変えたらどうか、ルアーの動かし方を変えたらどうか、色を変えたらどうか、重さを変えたらどうか、泳がせる深さを変えたらどうか…など考えることが無数にある釣りであるため、熱中する方が多いのです。

3)なんかめっちゃ難しそうじゃんか!!

放流の様子

ルアーを嫌というほど見た魚って…初心者でも本当に釣れるの?と不安になった方も多いと思います。

ご心配なく。管理釣り場には「BIG チャンスタイム」がしっかり設定されています。
それが「放流」というシステムです。

放流とは、「生まれてから一度もルアーを見たことがない魚」を池に放すこと。
ルアーの怖さを知らない魚たちはルアーがとても美味しそうに見え、ガンガン食いついてきます。

釣り場によって放流するタイミングや量はまちまちですが、
キングフィッシャーでは土日祝日の9時ごろ、13時ごろの2回、放流を行っております。
初心者の方は必ず、放流の時間に絡むように釣りに行くことをオススメいたします!
ルアーを投げる練習には30分から1時間程度かかるため、ゆとりを持って放流の1時間前には釣り場に着くようにしてください!

4)そもそも道具ってどんなものを使うの?

エリアトラウトの道具一例

初心者のうちの「釣れない」原因の多くは道具にあります。
間違った知識により道具を買ってしまうと、結局すぐに買い直さなければならず、もったいないお金の使い方をしてしまうことになります。

そのため、道具についてよく分からない・釣りに詳しい人がいないという方は、道具をすぐに買わず、レンタルから始めることをおすすめします。

道具については他の記事で触れますが、まずはどんなものが必要となるのかを見てみましょう。

エリアトラウトに最低限必要な道具は下の6つです。

①ロッド(竿のこと)
釣る魚の種類により、硬さ・長さなどで複数に分かれています。

②リール
釣る魚の種類により、大きさ・糸の巻取り量などで複数に分かれています。

■ロッド・リールを選ぶ上で絶対に間違えてはいけないポイント
・「エリアトラウト用」を必ず購入する。※ただし、エリアトラウト用の中でも様々な種類があります!
・自分の払える最大限の予算で購入する。安いロッド・リールを買った場合は、買い替えが必要となるタイミングが必ずあります。
※安い=性能がイマイチであることが多いです。なるべく多くの予算でお買い求めいただくと買い替えずに済むことが多いです!

③ライン(糸)※消耗品。ある程度で取り替えが必要。
素材・太さ・色などにより複数に分かれます。
メジャーな素材は
・ナイロン(扱いやすい!オススメ!)
・フロロカーボン(絡まりやすい)
・エステル(そのままでは使えません!これはステップアップしてから)
・PE(そのままでは使えません!これはステップアップしてから)の4種類。

太さは「号」という単位で示されており、強度は「ib(ポンド)」という単位で表示されています。
太い=強度が強いというのは間違いありませんが、
太すぎると魚からラインが見えやすくなる・ルアーが糸の抵抗を受けて泳がなくなるなどデメリットがあります。
逆に細すぎると糸が常に切れてしまい、釣りにならなくなってしまうので、程よいものを選ぶ必要があります。

■ラインを選ぶ上で絶対に間違えてはいけないポイント
・色付きのラインはメリットもありますが、初心者のうちは透明なラインを買うことをおすすめします。色のついたラインは魚からも見えてしまい、釣れない原因となることが多いです。
・初心者のうちは、素材=ナイロン、太さ=0.8号(強度3lbくらい)がオススメです!

④スナップ※消耗品。壊れることもあり、取り替えが必要。
エリアトラウトは状況に合わせてルアーをこまめに変える必要がる釣りです。ルアーを付け替える際にいちいち糸を切って結び直すのはストレスとなるため、「スナップ」という金具を使い、糸を切らなくてもすぐにルアーが交換できるようにする必要があります。

■スナップを選ぶ上で絶対に間違えてはいけないポイント
・金具は極力シンプルにかつ小さくすること。ついている金具が多いと魚に違和感を与えてしまいます。

⑤ルアー※初心者のうちは消耗品。切れる・無くすことも多いです。
ここでは簡単に触れますが、最も重要な道具です。ルアーにより釣れる・釣れないが決まると言っても過言ではありません。

■ルアーを選ぶ上で絶対に間違えてはいけないポイント
・初心者のうちは釣具店スタッフなど、釣りに詳しい人に相談しながら買うこと!
・ここでは書き切れないほどの注意点があり、多くの方がもったいないお金を使ってしまっているので、初心者のうちは絶対に独断で買わないことが大切!

⑥フック(針)※消耗品。ある程度で交換が必要になります。
初心者のうちは気にしなくてOKですが、針を変えるだけで大きく釣果が変わることも多いです。基本的にルアーにはフックがついた状態で販売されているため、ここでは触れません。

 

5)心が折れそうになった方へ

「釣りって難しい・・・?」そんな声が聞こえてきそうですが、もっと楽をする方法があります。

それは、まずは「レンタル」で釣りを楽しむことです。

管理釣り場ではレンタル釣具を用意してある場所もあり、施設内で釣具を販売しているところもあります。
まずは難しいことを考えず、レンタルを利用することで、きちんとした道具で釣りを楽しむことができ、釣れる確率もアップします。

キングフィッシャーでは、ロッド・リール・ライン・スナップのセットで500円でレンタルをしており、ルアーも450円〜様々な種類を販売しております。
ご来場の際はスタッフと話をしながらルアーを選ぶこともできますので、「向いているかどうか分からないけどとりあえず釣りをしてみたい」という方はぜひレンタルをご利用ください!

いやいや!絶対に道具が欲しいんだ!形から入るタイプなんだよ!という方は、必ず釣具店で釣具の購入をお願いします。
ネットのが楽じゃんか…と思うかもしれませんが、釣具店のいいところはスタッフさんと相談しながら釣具を買うことができる点です。
あくまで肌感覚ですが、ネットの情報だけで買った・ネットやホームセンターなどで安かったから買ったという釣具は全く使えず物置行きになることが多いです…

一歩一歩ステップアップしていくことが大切なので、慌てず、確実に使えるものを購入するようお願いいたします。

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