2005年、養魚場から業態転換を行い、キングフィッシャーはオープンしました。
これまでの20年と同じように、釣りが皆様の人生を豊かなものにし続けられるように。キングフィッシャーは次の一歩を皆様とともに踏み出していきます。
1961年、大田原市(旧黒羽町)に「手塚養魚場」が開かれました。近隣の旅館などにニジマス、イワナ等の販売、一時は東京・築地市場等にも卸売を行っていた。
バブル崩壊等による長引く不況の煽りをうけ、主要取引先であった旅館・ホテル等からの注文が激減。
当時、川西漁業生産組合(手塚養魚場より改組)の分場となっていた大田原市・乙連沢(おとれざわ)の地を改修し、釣り場を作る計画が進められた。
敷地内ではカワセミ(英名:Kingfisher)が見られたことから釣り場の名前を「キングフィッシャー」とすることになり、翌年8月オープンに向け、準備が進められた。
2005年8月5日、管理釣り場「アングラーズパークキングフィッシャー」が開場。当初はポンドエリア(現:バスエリア)とストリームエリア(現:トラウトエリア)に分かれており、開場当初はポンドエリアにブラックバスだけではなく、ヤシオマスを放流、ストリームエリアにはニジマスの他、ヤマメ・イワナ・イトウ等の日本を代表する渓流魚が放流されていた。
開業当初のエリアコンセプトは「自然と共にある」。
ー自然破壊や温暖化の環境問題に左右される自然を楽しむアウトドアスポーツをいかに皆様にご提供して、お楽しみいただけるか?また、私達も楽しむ場をどのように作るか?を日々考え、その中から地域貢献・社会貢献を図れるよう努力して行きたいと思っております。ー(キングフィッシャー開業当時のコンセプトから抜粋)
徐々に客足も増え始め、1〜3号池までしかなかったストリームエリアに4号池がオープン。2008年には5号池がオープンし、管理釣り場.com主催のトーナメントなども開催されるようになった。
また、早朝営業にも取り組んでおり、夏場朝5時オープンとなる時期もあった。
2006年は多くのサービスが追加され、BBQ場のオープン、ナイター営業の開始、各メーカー・ショップとのイベント開催など現在のキングフィッシャーにも引き継がれているものが誕生した。
2010年には主催大会「KING of Fishers Tournament」が開始され、現在まで引き継がれているエリアトラウトトーナメントだけではなく、バストーナメントも開催されていた。
2011年3月11日。キングフィッシャーを震度6強の地震が襲った。
キングフィッシャーでは多くの釣り人が釣りを楽しんでいたが、幸いにも死傷者はいなかった。
未曾有の大震災、施設の損傷は激しく、その後1ヶ月程度は休業とし、修繕が行われた。
自粛ムードなどなかなか釣りに行きづらい状況が続き、集客は激減。少しでも回復させようと「お手軽釣り」(延竿にフライをつけて釣る)、掴み取り場オープンなど、誰もが釣りを楽しめるサービスを作成していた。
この時期はイベントも多く開催されており、お客様、釣具メーカー様、ショップ様の支えにより、今のキングフィッシャーへ繋ぐことができた。
2018年にはエリアコンセプトを見直し、「自然とともに生き、自然とともに遊ぶ」をコンセプトに掲げ、SDGs達成への取り組み(環境保護活動、こども支援等)や多くの人が釣りにチャレンジできる環境づくりを行なった。
2019年11月24日、ノリーズ社主催のもと、日本・イタリア・ロシア・ウクライナの4カ国が集う世界大会が開催された。当日は地元新聞各社のみならず「Youは何しに日本へ?」の取材も入り、選手の熱気も相まって大盛り上がりの大会となった。
2020年、新型コロナウイルスの流行。営業すべきか、感染症をどう対策するかなど多くの決断を強いられた年となった。緊急事態宣言の発出もあり、来場者が激減する中、「少しでも良いエリアを」という意思のもと、5号池釣り座の改修、事務所の改修、女子トイレの新規設置、喫煙所の設置等より良いエリアづくりのための投資を行なった。
2021年、キングフィッシャーのアイドル猫「ぽこちゃん」がエリアに現れる。また、9月には「キングフィッシャー公式YouTubeチャンネル」が始動した。
2022年、「川西漁業生産組合」から「株式会社キングフィッシャー」へ改組。エリアマスコットキャラクターである「ルカ」の誕生。2024年には「ロン」が誕生した。